インド洋の南西部の40平方kmの海上に広がる、様々に異なった大きさと地形を持つ42の花崗岩島と73の珊瑚島からなるセイシェル諸島、これらの島々が日常からの脱出を求める旅行者の皆さまにまたとないチョイスを提供します。この諸島の素晴らしさを発見する最高の方法は、旅程または御自身の気分に合わせて一つの島から別の島へと、飛行機、ヘリコプター、または島間を結ぶフェリーを使って旅行されることです。
マヘ島
面積152平方kmのこの島の最高峰は、標高905メートルにも至ります。切り立った断崖と丸みをおびた山頂がしばしば薄い霧に覆われている一方で、浜辺には太陽が燦然と輝いているのはこの標高差ゆえです。頭上にまさに別世界が存在していることをご存知の方は旅行者の中でもごく僅かでしょう。そこ!は椰子、珍しい蘭、薬草、果樹が生え、地球上の他の地には見られない烏やコウモリが住み、珍しい硬材の樹木があちこちに伸びる密集林の世界です。海岸沿いに建つかっての大農園主の美しい家々がエキゾチックな植民地時代の思い出を漂わせ、そしてその周囲は伝統的なクレオールの生活の魅力があふれています。チャーミングな首都のヴィクトリアは、日没のすぐ後には寝静まり、毎朝、学校へ行く生徒の足音と、時を一日に二度を告げる小さな時計台の下に集まる工芸品売りとマーケットの準備の活気ある音で目を覚まします。サンタンヌ国立海洋公園の島々、サンタンヌ島、セルフ島、ロンド島、モワイエンヌ島は、素晴らしい海と出会い、島独特のバーベキューを味わう素敵な小旅行に絶好です。
プララン島
マヘ島で数泊した後は、椰子の木と恋人たちの島のプララン島に向かいましょう。プララン島は、ここ「巨人の谷(ヴァル・ドウ・メ)」と、すぐ間近のキュリユース島にしか生えない、二つのふくらみに分かれた不思議な実を結ぶ「双子椰子」の島です。運が良いと、高い枝にとまって種や「ビリンビ」の実を食べる、珍しいクロオウムの鋭い鳴き声が聞かれます。午後はラジオの浜でくつろいでまどろむのも良いでしょう。ここが世界で最も美しい砂浜の一つであることは間違いありません。
ラ・ディーグ島
巨大な花崗岩の岸壁、空に向かって伸びる椰子の木、そして奥まったスルス・ダルジャン湾の浜辺、このラ・ディーグ島は映画や広告で最も人気のあるロケ地です。牛車あるいは3台のタクシーを除き、この島で一番日常的な交通手段は自転車です。島は船とヘリコプターでマヘ島とプララン島に結ばれています。椰子とバニラの農園の真ん中の海辺に建つ魅力的な邸宅、ユニオン・エスターテのプランテーションハウスが、かつての大農園主の生活のイメージを偲ばせてくれます。
プララン島とラ・ディーグ島の周辺
プララン島とラ・ディーグ島の周辺の小島の数々の観光を忘れてはいけません。サン・ピエール島はプララン島の華麗に広がるビーチ、コート・ドール(黄金海岸)のちょうど正面の、可愛い浜辺のある岩礁の小島です。ここでロビンソン・クルーソー気分のピクニックはいかがでしようか。王立自然保護協会の保護下に置かれるクーザン島は、毎年4月から11月まで、セイシェルウォーブラーの鳴き声のコーラスだけではなく、ここに住む何十万羽という海烏たちに魅了された鳥類学者たちの巡礼の地となります。プララン島の海岸のすぐ中にあるキュリユース島は双子椰子の生える第二の土地で、アルダブラ環礁から移されたゾウガメの住処でもあります。ラ・ディーグ島から船で半時間あまりのフェリシテ島とココ島の周りは、シュノーケリングにもってこいの水域です。そしてグランド・サー島とプチト・サー島の周辺は評判の高い釣り場です。
アリット島
セイシェルの花筒岩島群の中で最も北方に位置するアリッド島は、アルダブラ環礁に次ぐ広大さの自然保護地域です。浜辺から丘の頂上までの上りは楽ではありませんが、その努力は十分に報われます。世界でここにしか生えていないライトガルテニアの花を堪能できるからです。またここではチャアジサシとネッタイチョウが世界最大の群れを作っており、波の泡がアクセントをつけた青緑色の海とダークブルーの空の間では、巨大なダンカンチョウが自らの影を追いながら妖精のように舞って飛んでいます。
フレガート島
セイシェルの島々との夢のような出会いは終わりがないかのよう続きます。セイシェル航空のツイン・オッター機に乗って花崗岩島群の中でぽつんと離れたフレガート島に向かいましょう。到着してしばらくすると、花の咲くハイビスカスに止まった青みがかった黒の華麗な鳥の、元気な鳴き声が迎えてくれます。これが有名なマグパイロビンです。世界で22羽しかおらず、そのすべてがフレガート島に生息しています。徒歩で島の内部の散策に出かけましよう。椰子の実の倉の前を通り、大きな竹林の側のせせらぎを渡り、植物の密生する地帯を過ぎると、地球上で最もロマンチックなヴィクトラン湾のビーチに至ります。
シルエット島
マヘ島のボー・ヴァロン・ビーチから眺める、常に輝く雲に包まれたシルエット島の輪郭はまさしく印象的です。この島には飛行場がありません。伝説によれば、老賢人がこの島からマヘ島へ二輪車、あるいは柳のかごに乗って海を渡って来だそうですから、シルエット島へはヘリコプターまたは船で行くのが最もふさわしい方法ということになります。美しいプランテーションハウスから程遠くない小さな墓地には、アラビア語で書かれた墓石があります。このため歴史家は、ヨーロッパの船乗りが到着するずっと以前からアラブの商人たちにこの島は知られていたと考えています。17世紀の名高き海賊のホドゥールがここに財宝を埋めたとも言われています。
珊瑚島群
珊瑚島群の多くの島々には、休暇を延長してでも訪れる価値があります。バード・アイランドのバンガローの側の椰子の木の影で、ギネスブックに載るゾウガメ、有名な「エスメラルダ」に出会うと、この亀が観光用小型飛行機の滑走路に居座ってしまった時にこれを移動させるのにどれだけの努力が必要かが容易に想像されます。おそらく世界で唯一の女性の名を持つ雄亀という奇妙な栄誉にも浴する「エスメラルダ」は、太陽に満ちたこの島で、もう一匹の雄亀の友と、そしてもちろんホテルの従業員とその訪問客と一緒に共同生活をしています。毎年5月に羽のある来訪客の第一号が到着し、それから10月の終わりまで、島は北半球からここに巣を作り生殖しに渡ってくる何百万羽というセグロアジサシの住処となります。
デニス島はセイシェル諸島の海中台地の北端に位置し、その海岸から数百メートル沖に出るとインド洋が驚くべき深みを見せてくれます。ここが通の釣り人を引き付けるのは当然で、彼らはカマスサワラ、バラクーダ、シイラ、バショウカジキ、イソマグロ、キハダマグロを釣って大魚記録を作ります。島には小さな滑走路がありますが、道路はなく、自転車用の小道があるだけです。島に住むのは、数件のバンガローからなる島唯一のホテルで働く島民たちとその家族だけです。彼らは魚の多い海域とグアノ(烏糞石)の肥沃な土地のおかげで豊かな生活を送っています。
アミランテス珊瑚群島の南端、マヘ島から飛行機で約1時間のデロッシュ島も訪間に値します。七十数キロの暗礁に囲まれたこの島には、20件のチャーミングな木造のシャレーがあり、シュノーケリングと釣りを心行くまで楽しめます。
〜便利な情報〜
シーズン
季節風のためシーズンによって旅行が困難となる島もあります。例えばアリット島は、北西の季節風の時期の11月から4月までしか観光客を受け入れません。 各島の訪問シーズンはセイシェルの観光事務所で簡単に確かめられます。
島間の交通
セイシェル航空は、マヘ島とプララン島、バード島、デニス島、フレガート島、デロッシュ島の間を定期運行しています。シルエット島とラ・ディーグ島へは船かヘリコプターで行かれます。アルダブラ環礁への旅行は十分に前もって計画をしておく必要があります。プララン島とラ・ディーグ島の間には毎日スクーナー艇が運行しており、通常プララン=マヘ間の飛行機と連絡しています。バード島、デニス島、デロッシュ島行きのフライトは通常各島のホテルが協同して企画します。
お問い合わせは、セイシェル政府観光局(電子メール:YHE03545@niftyserve.or.jp)までどうぞ。
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