幾千もの小さな魚が…
魚の大群が高さ10m、幅20mほどの銀色の揺れる壁をなしています。魚だちはぴっしりと並んで泳いていますが、ちょっとした動作だけで彼らに目を付けられてしまいます。彼らは円を作ると、私たちをきらきらと光るトンネルの真ん中に閉じ込めます。私たちの回りには千匹を越える機敏な魚だちが泳いでいるはずです。十数秒経つと、私たちには聞こえない命令に従うかのように壁が開き、我々を解放してくれます。 セイシェルでのダイビングの最高の喜びの一つは、世界で最も良く保護された海底のパノラマの一つを心行くまで満喫でき、「貴方の以前に誰もいず、貴方の後にも誰もいないだろう」という胸の高まりを感じることです。半時間のダイビング中に、大きな翼で海の底を飛翔するエレガントなイトマキエイ、テレビの気に入りの番組を見るようにダイバーを眺めるパロットフィッシュ、小学生が遊戯に作る水袋のようなフグ、ライトイエローとデリケートな青緑の色調の2種のトランペットフィッシュに出会います。島の周辺では水が澄み切っており、ほとんど一年中ダイビングが楽しめますが、特に10,11月、それに3月から6月が最高のシーズンです。今や世界中に知られるインド洋海底写真フェスティバル、SUBIOSが毎年11月に開催され、この新しい分野の有名写真家がここに集うのは当然と言えましょう。
驚くほど豊かな海底の世界
ダイビングスポットはダイビングスクールの商売道具同然、最高の場所は極秘です。とはいえここではっきりと言えることは、本島のマヘ島とプララン島の海岸沖ですでに素晴らしい潜水が楽しめ、もっと沖の他の島々では感動的な経験が味わえることです。アミランテスに行かれれば、本で読んだ他のダイビング地のことなどすべて忘れられることでしよう。近年のSUBIOSへの参加を仰いだ、我々がディナーを食べた回数よりも多くの潜水記録を持たれる海洋生物学者で先駆的ダイバーのハンス・ハッス博士は、最近インド洋へのダイビングの影響に関する調査をされました。その結論によれば、ダイビングはセイシェルの豊かな海洋の世界に何の悪影響も与えていません。この結果は、他の有名なダイビング地で、このスポーツ、そして特に水中銃とダイナマイトを使った釣りが海洋の動植物に取り返しのつかない被害を与えていることを考えると称賛に値するものです。セイシェルではダイビングは純粋に見る楽しみだけが目的で、水中から何も取ることはできません。スペアフィッシングはずっと以前から禁止されています。自然保護のため、この諸島でのダイビングを規定した規則は非常に厳しく、ダイバーは意識的に環境保護的な行動を取るよう促されます。ところで筋骨たくましくなければダイビングはできないという神話がまだまだ生き残っていますが、今日ではそういうことはまったくありません。ダイビングはほとんど誰にでも楽しめるスポーツです。水中で一人で呼吸のできるスキューバダイビングの装備は、水の中に入ってしまえば非常に軽いもので、使い方も簡単、このためセイシェルのダイビングスクールでは身体障害者の方からオリンピック選手まで、すべての方を対象にしています。
海底へのパスポート
大多数のダイビングスクールはセイシェル・プログイバー協会のメンバーで、ダイビング指導員職業協会(PADI)に承認されており、国際的に認められた資格証書を交付します。プールでの講習を卒業した後は、潜水ごとにダイビング手帳にそれを記録します。こうしてランクが徐々に上がり、ダイビング手帳は世界中で通じる貴方の海底のパスポートとなります。例えば5回のプールでのレッスンと講義、4回の海中ダイビングの後で「オープン・ウォーター・ダイバー」の資格証書が、5回のフリーダイビングの後には「アドバンスド・オープン・ウォータ一・ダイバー」の資格証書が得られます。講習は上達を速め視野を広めます。ダイビングスクールにはしっかりと点検された全装備が揃っており、装備は講習費に含まれています。指導員は通常数カ国語を話せます。ウェイトベルト、マスタ、フリッパー、そしてスキューバー装置の一揃いを付け、防水ウオッチをはめれば、初めてのダイビングにスタンバイです。ダイバーは皆、最初の潜水は忘れられない思い出だと語ります。数百時間を水中で過ごしたとしても、最初の海底体験はいつも記憶に深く刻みこまれたままです。というのはこの初体験の瞬間、水面にゆっくりと滑りこんだとき、目の前に貴方を驚異で満たす、まったく新しい素晴らしい世界が扉を開くからです。
〜便利な情報〜
ダイバーの方は資格証書とダイビング手帳を携帯せねばなりません。 ダイビングには健康体であることが大切です。身体に特別な問題がある方は医師の認定書が必要です。 ダイビングセンターの大部分は、国際公認スキューバー規格のボンベと装備を使用しています。セイシェルではDIN規格の装備は使われていません。また段階的減圧潜水は禁止されています。ヴィクトリア港に二重ロック式空気圧縮装置があります。 ダイビングスーツには3mm厚のものがセイシェルの海には適します。スーツはレンタル可能です。 水中写真映画祭SUBIOSが毎年11月にセイシェルにて開催されます。年ごとにダイビング界の国際的有名人の参加が増えています。
お問い合せはセイシェル・プロダイバー協会(APDS)まで。
お問い合わせは、セイシェル政府観光局(電子メール:YHE03545@niftyserve.or.jp)までどうぞ。
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