冷温帯林における落葉分解

落葉の分解にともなう養分動態を明らかにした論文が、同志社大学理工学部紀要に掲載されました。

京都府北部の冷温帯ブナ林において、9樹種の落葉の分解を1年半にわたって調べました。
その結果、落葉に含まれる炭水化物(セルロースなど)の割合が高いほど、窒素がより多く落葉中に保持されるという傾向が明らかになりました。

Bhatta B.K., Osono T. & Takeda H. (2017)
Carbohydrate control of nitrogen dynamics in decomposing leaf litter of temperate tree species. The Harris Science Review of Doshisha University 58: 118-125.

この研究は、
やんばる菌類多様性プロジェクトで実施しました。

論文別刷り(PDF)は、
同志社大学学術リポジトリから無償でダウンロード可能です。