第5回レポート(グループBレポート)

 

「夏の症状と食養生」

 

夏の食養生とは食べ合わせの力学である。それぞれをバランスよく食べることによって陰陽のバランスを保つことが必要である。

夏は陰陽五行では「火」に属する。また、夏の自然気候は「暑」である。そのため、暑熱の状態にあり、炎熱、上昇、発刊が起こり、それが行き過ぎると「暑邪」となる。この状態は、体液が不足している状態であり、イライラしやすくなる。暑邪は水分をちゃんととって、汗よりも利尿によって外へ出すべきである。大量の汗はエネルギーまで奪ってしまうからである。一方、夏の利尿は体内から水を出すことで体の熱と湿気が出るとされている。心身の食養生には夏野菜を、夏バテには鰻や南瓜、穴子、太刀魚などがよい。

 

《創作洋風薬膳「夏のコース」》

 

 

・黄ピーマンのムース、とんぶり添え

   ビタミンCEが豊富で脂肪の酸化を防ぐため、日焼けの予防や老化の予防に

   なる。

 

     ヴィシソワーズ ミント風味

   胃腸を整え、イライラを鎮め気力を高める清涼感に溢れるスープである。

 

     ブクリョウ風味のスズキ魚のバトネ、エスベッシュ風

   豊富なビタミンCが強い紫外線から身を守り、利尿効果の高い野菜が体の浮腫みを取る。

 

     牛フィレ肉のステーキ、大根おろし添え

   良質なタンパク質と豊富な鉄が貧血予防と体力の増強になる。

 

     麗喜麺のサラダ、山芋添え

   便通を整え血流を良くする。

 

     ジャスミンティーのムース決明子風味、フルーツ添え、スイカのソース

   体内の余分な水分を取り除き、高血圧による頭痛や目の疲れを癒す。