第2回グループレポート 4.19日分 (グループ3)

授業内容

・春の食養生についての講義

・春の薬膳試食

 

講義のポイント

・四季、私たちの生理状態の変化に合わせた薬膳が必要。

・春の季節 自然界の現象−風(万物の芽生え、成長は風と共にやってくる)                      

免疫が落ちていると風邪に。→眩暈、のぼせ、鼻づまり

肝陽上亢(血、津液不足)→頭痛、顔面紅潮、イライラ

・春の食養生  補血(全身に栄養を与え造血機能を促進する)

補陰(体液を補充し、また、全身に栄養を与える)

平肝(肝陽上亢などの症状を鎮める)

健脾(消化吸収を促進する)

薬膳の内容

  ローズマリーティーについて

前菜の前に抗酸化作用の強いローズマリーティーを飲んだ。肉料理に、特に豚肉に合い、過剰な脂肪分の吸収を抑制するため、高血圧やダイエットに良く、更に血糖降下作用があるそうだ。

ローズマリー;地中海沿岸地方原産の常緑性低木。シソ科。生葉もしくは乾燥葉を香辛料として用いる。また精油は薬にも用いられる。学名Rosmarinusは「海のしずく」を意味する。花言葉は「記憶・想い出」で、愛や貞節の象徴とされる。様々な品種があり、立性と匍匐性種に分かれる。花の色は、青〜紫色のものがほとんどだが、白や桃色のものもある。Rosmarinus  L, マンネンロウ属 双子葉植物、シソ科。

ローズマリーの活性・薬効;ポリフェノールの含量が非常に高く、優れた活性酵素消去・活性抗酸化力を発揮する。炎症抑制効果があり、欧州では関節炎の医薬としても使用される。ロズマリン酸には、花粉症の症状を和らげる作用があることが知られている。記憶力を改善する作用があるとされ、ローズマリーの主成分であるカルノシン酸には、神経細胞の維持に重要な役割を果たす神経成長因子の生成を高める効果があることも報告されている。カルノソールには、生体防御機能を活性化させる作用があり、解毒効果を高める。消臭効果や殺菌作用があり、肉の鮮度を長持ちさせることから肉料理にしばしば使われる。カレーのスパイスとして利用される。

ローズマリーの成分;テルペノイド、フラボノイド、カフェタンニン類からなる多様なポリフェノールを含む。

主要成分 ロズマリン酸(rosmarinic acid)ゲンクワニン(genkwanin)カルノシン酸(carnosic acid)カルノソール(carnosol)ウルソール酸(ursolic acid)ベルベノン(verbenone)α−ピネン(alpha-pinene

 

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』“ローズマリー”の項参照


菜の花の温製ロワイヤル、決明子とタイムの香り

この中にタイムが使われていたと気づかなかった。

Thymus L. イブキジャコウソウ属 双子葉植物、シソ科.矮小な低木。約35品種があり、ヨーロッパ、アジア、アフリカに分布する。タチジャコウソウは高さ30cm内外になる草本状低木で、ヨーロッパに産し、葉にチモールthymol(C10H14O)を含み、香料のタイムをとるために栽培される。この属の中にイブキジャコウソウ・ヨウシュイブキジャコウソウ・タチジャコウソウがある。ヨウシュイブキジャコウソウ(英語名Wild Thyme)は全草(地椒)を乾かして発汗、駆風、鎮咳に用いる。ハーブとして香り付けに利用される。タチジャコウソウ(英語名Common Thyme)の芳香の主成分は、チモール、カルバクロール、シメン、ピネン、リナロールなどからなる精油である。薬用として鎮咳の効果がある。

終わりに;疑問点 2つともシソ科というのは偶然の一致だったのだろうか。妊婦に食べさせるとよくないとネットにあったが、科学的実証はあるのだろうか。

参考文献 『世界有用植物事典』 堀田満(代表) 1989年 平凡社 P926 P1040

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』“ローズマリー

 

冷製ポテトのスープ「蓬」の香り

ここで主に使われているジャガイモは、血圧降下作用があり、胃腸の調子を整えるが、陽虚で冷え性や腎の機能が弱っている人には適さない。五味では甘に属する。またオニオンは高血圧・動脈硬化の予防になり、五味では辛に属する。蓬も高血圧に効き、血液をきれいにする効果がある。これは五味では苦にあたる。彩として添えられた枸杞の実は腎虚治療をし、老化防止にもなる。

 

真鯛の香り焼きエストラゴン風味、何首烏風味のラタトュイユ添え

何首烏はコレステロール降下作用・動脈硬化の抑制作用などがあり、鯛は胃腸を補強して消化吸収機能を高める。ここでは、バルサミコ酢は血液の粘り気を抑え、血の巡りを良くし、クエン酸がイライラを鎮め、筋肉の疲労を解消する。

 

牛肉の香草パネグリエ、杜仲風味
お肉のまわりにまぶされた香草パン粉には、杜仲の樹皮をはじめ、緑茶やタイムなども含まれていたため、お肉の色は見えず、緑色をしていたのが驚いた。食べてみると、香草の香りがとてもきいており、お肉もお肉だとは思えないほど柔らかく、ブロッコリーや椎茸、えのきなどのガロニとともにとてもおいしくいただけました。このメニューの効能は、各種ビタミンとキノコ類が血流を良くするとのことで、どのメニューにも共通することなのですが、おいしい食事を通して体に良い効能を得られるというのは、すごくありがたいことだと思いました。
 
麗喜麺
栄養バランスを重点に考え、自然素材を配合した熟成健康麺。特長として、
・自然素材を配合し、無添加・無着色で安心。
・栄養のバランスがよい。
・おいしく、満腹感が得られる。
・消化が良い上に、お腹の持ちがよい。
・色々な料理にアレンジができ、バリエーション豊かで食べ飽きない。
  以上があげられる。私一番のオススメ☆麺と山芋の相性抜群でとてもおいしい。
便通を整える効果もあり、現代の女性にはとっても嬉しい料理。

 

 

豆腐のババロア

効能は、疲労回復、健忘症、精神不安を取り除く作用がある。また、骨粗鬆症の予防にもなる。このババロアに木耳を材料として入れることによって、より良い作用が生じる。木耳は膝の関節によく、腎虚に効く作用がある。他に、ババロアに甘みをつけるためにキシリトールが入っていた。キシリトールは、冷涼感のある甘味質でかつ低カロリーで血糖値に影響を与えない。ゆえに、精尿病患者も安心して摂取することができる。

 

ルイボスティー

イギリスやドイツなど、ヨーロッパでは近年ハーブティーとして愛されている、南アフリカ共和国産のお茶、ルイボスティー。このお茶は、天然ミネラル分をバランス良く含み、化学肥料、合成保存料、着色料等全く使用していない、ピュアでナチュラルなお茶です。さらに、ストレス、イライラを解消し、気分を安定させます。 また、便秘解消、利尿作用が顕著に現れ、新陳代謝が活発になり、身体の芯から美しさと健康を保ちます。 その他、活性酸素消去作用や抗酸化作用があるためシミ、そばかす、アレルギー等皮膚疾患の改善、花粉症、疲れやすい、二日酔い等、肝機能の改善もされます。血糖値、血圧の正常化にも効果的です。