グループレポート

市川さんの話

2001年の国民医療費は35億円で国家予算の1/3を占めているが、それはほぼ予防ができる病気である。

 

@)では、何故医療費がこれほどまで増えてしまったのか??

その原因の中に「戦後の食生活の変化による病気の増加」が挙げられる。

太平洋戦争に日本は敗北し、アメリカの占領下におかれた。その時アメリカは小麦粉を大量に保持していて、それを消費する国に日本を選んだ。

日本には「主食、主菜、副菜×2、汁物」という栄養バランスのとれた形があった。この整った食生活を崩すには子どものときから日本人に小麦を食べさせる必要があり、学校給食法に基づいて子どもたちに小麦粉で作られたパンを食べさせた。

こうして日本人が長い年月をかけて作り上げた食文化が破壊された、と市川さんは述べた。

 

A)日本人らしい食生活を送れなくなると体にどのような影響が及ぼされるのか?

日本人は風土的に食べ過ぎに弱く、飢えに強い傾向がある。

食事が西洋化するにつれ、獣脂を取る機会が増え、魚を食べる機会が減り、食べ過ぎによる肥満が増えた。結果未病が発生するようになった。

B)未病とは??

@     自覚症状が無いが放置すると重大な病気になる。

A     きちんと対処しないと不健康になる

B     早期発見、早期治療が必要

C     予防が可能

といった特徴をもつ病気のことである。

 

未病とは、大抵は動脈硬化に基づく病気が多い。

生活習慣病も含まれていて、主に心臓病、糖尿病、脳卒中、癌などが挙げられる。

 

C)メタボリックシンドロームとは?

近年生活習慣病のなかで「メタボリックシンドローム」と呼ばれる病気がある。

metabolic;新陳代謝の syndrome;病的症状) 

メタボリックシンドロームの診断基準は二点

内臓脂肪の蓄積 + (血中脂質異常 高血圧値 高血糖 のうちの2つに該当) 

内臓脂肪の蓄積が原因で高脂血症や高血圧、糖尿病になるという。

 

授業では何故脂肪の蓄積が未病の発生要因となるのか、ということについての説明は無かった。補足として朝日新聞200659日の記事を抜粋する

「内臓脂肪は皮下脂肪と異なり、腸や肝臓など内臓の周囲にたまる。内臓脂肪がつきすぎると、ホルモン分泌のバランスを崩し、放置すると高血圧や高血糖などを引き起こし、心疾患などのリスクを高めるとされる。

 

この記事では40代を越える男性(4074歳)の男性の半数がメタボリックシンドロームの予備軍である。と書かれていた。

 

 

メタボリックシンドロームはどうやって防げばよいか??

食生活の改善。運動習慣の徹底による内臓脂肪を減少させることで防ぐ。

食生活の改善、運動習慣の徹底はメタボリックシンドロームのみならず、未病を防ぐうえで重要である。

D)ではどのように食生活を改善するべきなのか?

 

1.まず自分が肥満かそうでないか認識が必要。

そのために肥満度を割り出すBMIを算定する。

BMI=体重(Kg)÷身長(m)÷身長(m)

2.また自分の標準体重を知る。

標準体重=身長(m)×身長(m)×22

3.そして一日に適切なエネルギー量を算出する。

エネルギー摂取量(kcal)=標準体重(kg)×身体活動量(kcal)

(身体活動量;軽労作2530kcal普通の労作3035kcal。重労作35〜)

 

4.必要エネルギー摂取量を知ったうえで主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物をバランスよく摂取する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

班で考えたこと

レポートを提出した班員の意見で一致したことがある。

それは、今回教わったほど徹底した食生活を送ること難しく、あまりに過度にこだわりすぎると逆にストレスになる。ということだった。

 

確かに医療費、生活習慣病患者が増大しているデータを目の当たりにし、日本の食生活に問題点があり、改善していかなくてはならない、ということは理解できる。

 

しかし、食べるということは、ただ栄養分を摂取するためだけではなく、人生の楽しみの一つである、と私たちは考える。もしただ1日に必要な栄養だけを私たち人間がとることのみが重要だとすれば、何故私たちは高いお金を払ってまで高級レストランへと足をはこぶのであろうか?

また身体の調子にもバイオリズムがあり、それに合わせて必要なカロリーや脂肪分の摂取量も変化する。運動する日もあればそうでない日もあり、ご飯を食べたくないときだってある。よって私たちは1日に必要なカロリーや食品数、を事細かに厳守、制限する、という考えから少し距離をおいている。

 

今回の授業で、私たちは食生活に気を配ることの重要性を認識したうえで、様々な知識を身につけ、少しずつ自分たちの生活にできる限り定着させていく。このことが肝要であると考えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

                                                                                                           

 

 

 

プロジェクト科目 テーマ名

食育と健康 1班グループレポート

担当者 森本 憲

学生ID 14050435

期間  

     年   月   日(  ) 〜     年   月   日(  )

グループメンバー 森本、北村、山本

 

活動記録(個人およびグループでの活動の他、電話、メールなどのやりとりも含めて記載)

日時

内容

市川さんの話

@)医療費増大の原因

A)西洋食の普及に伴う悪影響

B)未病とは?

C)メタボリックシンドロームとは?

D)食生活改善のためすべきこと

 

 

 

 

 

 

感想(この期間の活動をふりかえりましょう)

グループで考えたこと。まとめ

最後に記載

提出日

教員印

 

プロジェクト科目 活動報告書