| 自己紹介
数年前までは、1804/05年のいわゆる「論理学・形而上学」草稿を中心に、イェーナ時代におけるヘーゲル哲学の発展過程を方法論的観点から跡付けることを研究テーマにしてきました。すなわち、その発展過程の一つの集約点たる、精神の究極的な自己知としての「絶対知」の生成論を可能とする方法をヘーゲルが『精神現象学』以前にどのように準備・形成してきたかというテーマです。
最近関心をもって取り組んでいるのは、<イェーナの精神史>とでも言うべきものです。哲学書というかたちで結実したさまざまな思想の完成態というより、むしろそれらの形成を支えた思想・文化の制度的諸形態をも視野に入れて、イェーナにおける初期ドイツ観念論の形成史を立体的に再構成してみたいという関心を抱いています。
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