| 自己紹介
《私》に対してある何ものかではなく、それ自身が《私》である生(生命)をめぐって、フッサールと共に思索してきた。生命の最も具体的なかたちは「欲する」こと、意志・意欲・欲望である。この地点から、今はカント倫理学の根本問題を考えている。カントのいう「理性」とは一つの欲望だからである。感性と悟性だけの存在なら決して問題にならない欲望。その深部を探索する上で、煩悩を凝視した仏教(唯識と浄土教)が私の支えとなっている。
A
favorite of mine
私は猫好きである。傍にいても無限に遠くから見ているようなところがいい。あの眼差しの深みから力を得て成功した作品中のキャラクターもあるように思う。アニメーション『銀河鉄道の夜』の年取った灯台看守がそうだった。現実においても猫にまつわる不思議は多い。彼らは不在によって存在感を示すところがあるが、それは永訣による不在についても言えるのである。

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